毎日18万5000人

2014年07月19日

20140719_澤上&石津.jpg今日は、久々に大阪でのさわかみ投信の澤上会長の講演とあって、いつも大阪で使用させてもらっている、メガネの三城心斎橋店の3階のサロンも満員御礼。最年少は2歳の女の子から、上は?歳まで、たくさんの皆様に参加いただいた。

今回は「はじめる」「ふやす」「いかす」のうち初心者向けの「はじめる」シリーズということで、おふくろファンドのファウンダーの石津さんに、大阪漫才よろしく名演技のボケ、ツッコミ?役で、澤上さんに初心者目線での質問をドンドン投げかけてもらった。それをいつも以上のキレで、澤上さんがバッタバッタと一挙両断。まさに澤上節の爆発の2時間だった。

その中で特に印20140719_澤上.jpg象的だったのは、毎日世界で18万5000人もの人が生まれていること。さらにこの地球上で生まれた莫大な人々が、日々より豊かな生活を目指してがんばっていること。そんな彼らの思いを応援する企業に投資すれば、長期的には全く心配ない--いつもぶれない澤上さんの信念だ。

とはいえ、ずっと何十年も停滞していた日本にいると、なかなかそのことを実感することは難しい。私は幸運にも4年前、この澤上さんのおっしゃることを体験する機会に恵まれた。4年前といえば、ギリシャ問題を発端にヨーロッパ危機が叫ばれていたころユーロ円も、一時100円を切るまで売られていた。ちょうど出張でパリに行く機会があったが、さぞかし花のパリも閑散としているのではと思っていたが、行って見てびっくり。あのシャンゼリゼ通りが、いままで見たことないほどの人混みで溢れかえっているではないか。ルイ・ヴィトンの店の前には長い行列ができていた。しかもほとんどが外国人。日本人やヨーロッパ人もいたが、かなりの部分がアジアや南米等々からの人々だった。

つまりこうだ。「ユーロが安くなったので、パリでも行ってのブランド商品を買いあさろうか!」というくらい豊かな人々が、日本が低迷している間に、世界で爆発的に増えたということだ。「世界は確実に前進している。」それを実感した瞬間だった。

短期、中期にはいろいろな変動がある。それを未然に予測して対応するのは、我々プロの仕事。だから目先のことは心配しないで、ドーンと長期投資を続けなさいということだ。

歳の女の子が成人するころにはどんな長期投資の成果が待っているか楽しみだ我々も未来に希望を持って頑張っていきたい。

多根幹雄
執筆者
多根幹雄
株式会社パリミキアセットマネジメント
代表取締役社長 運用統括責任者
スイス、ジュネーブに1999年から9年間駐在し、グループ企業の資金運用を担当してきました。その間、多くのブライベートバンクやファミリーオフィスからの情報により、世界18カ国100を超えるファンドマネージャーを訪問。実際投資を行う中で、良いファンドを見極める選択眼を磨くことが出来ました。また当時築いたスイスでのネットワークが現在の運用に大いに役立っています。また、大手のメガネ専門店チェーンの役員として実際の企業の盛衰も経験し、どんな時に組織が良くなり、また悪くなるかを身をもって体験しました。そこから、どんな企業やファンドにも旬や寿命があるというのが持論です。その為、常に新しいファンドを発掘し、旬のファンドに入れ替えを行うことで、長期で高いパフォーマンスを目指しています。

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