辛口バトル in 浪花

2014年09月05日

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9月8日の大阪でのセミナーは、新企画「澤上篤人氏を質問責めにする90分」、挑戦者がおふくろファンドの創始者の一人で、ファイナンシャルプランナーの中井朱美氏とあって、40名を超える満員御礼。

中井氏はいつもと違って、とてもソフトな口調での質問責めだったが、澤上会長の「それはアホ!」、「それは無視!」といういつものバッサリ系のリアクションに対して、そこは浪花のおふくろさん、最後まで食い下がり、普段聴けない貴重な知恵を引き出してくれた。

例えばその一つをご紹介しよう。澤上会長の「時間分散」の考え方、つまり相場の変化に伴って「株式」→「現金」→「債券」→「株式」と投資先を変化させる投資手法で、セミナーに出席された方にはおなじみの内容。しかし、どのタイミングで「株式」→「現金」なのかは実は私も聞いたことがなかった。それを見事に中井さんが引き出してくれた。

そのシグナルは何か?それは「景気観」と「金利」ということ。サブプライム危機、リーマンショックの頃を思い出してみよう。当時は世界的に異常な高揚感があり、日本でもバブル時代さながらに地方でも不動の売買が活況になっていた。アメリカの10年もの国債の金利も2006年と2007年中盤に5%を越え、株式相場のピークと連動している。

それでは現在はどうだろうか。アメリカの長期国債金利は2.5%を下回る水準。景気観に関しても良いニュースと悪いニュースが交錯している状況。むしろヨーロッパも金融緩和を推進しており、世界的に低金利が蔓延している。つまり現在はまさに債券バブル。こんな時は迷わず株を買って買って買いまくれというのが澤上会長の主張だ。ということで我がクローバーも現在は100%株式投資。当分この状況が続きそうだ。

ということで、皆の期待を裏切らず、いつもに増して充実した内容のセミナーで大満足。交流会も20人を超える参加で大いに盛り上がった浪花の夜でした

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多根幹雄
執筆者
多根幹雄
株式会社パリミキアセットマネジメント
代表取締役社長 運用統括責任者
スイス、ジュネーブに1999年から9年間駐在し、グループ企業の資金運用を担当してきました。その間、多くのブライベートバンクやファミリーオフィスからの情報により、世界18カ国100を超えるファンドマネージャーを訪問。実際投資を行う中で、良いファンドを見極める選択眼を磨くことが出来ました。また当時築いたスイスでのネットワークが現在の運用に大いに役立っています。また、大手のメガネ専門店チェーンの役員として実際の企業の盛衰も経験し、どんな時に組織が良くなり、また悪くなるかを身をもって体験しました。そこから、どんな企業やファンドにも旬や寿命があるというのが持論です。その為、常に新しいファンドを発掘し、旬のファンドに入れ替えを行うことで、長期で高いパフォーマンスを目指しています。

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