二つのバラバラ

2015年03月07日

20150307_平山さんセミ_1.jpg今日は久しぶりに、東京海上アセットの平山さんをお招きしての、大阪でのセミナー。

今回のテーマは二つのバラバラ。
一つ目のバラバラは仲良く金融緩和の方向で連携していた、アメリカ、日本、ヨーロッパの中央銀行が、方向性が違ってきたこと。アメリカは失業率が5.5パーセントになるなど、早期の金利上げが秒読み段階に。ゆっくり金融緩和を続けているかに見える我が日銀も、意外やインフレ2パーセント達成に自信を持っており、こちらも超低金利脱出を視野に入れつつある。一方、ヨーロッパは今月から本格参入と各中央銀行がバラバラ。
もう一つのバラバラは仲良く絶好調だったBIRICSの足並みに大きな変化が見られること。国の体制と資源国かどうかで大きく分かれる4国だが、過去一年(2月末対比)で米国人投資家が投資した場合のリターンは、インド>中国>ブラジル>ロシアの順となっており、インドが大幅なプラスなのに対し、ロシアは大幅なマイナスと大きな開きが出てきた。

こんな時は政治経済とも不安定になるので、より確かなものへ投資をシフトすべき。確かなものといえばソブリン債?いえいえ、借金まみれの各国債より、安定成長を続ける優良企業の株式がおすすめ。安定的な配当もあり、債券よりも安心だとか。

おにぎり_4.jpgバラバラの世界政治や経済に比べて、交流会は息がぴったり。お休みの磯野にかわって、強力な助っ人、森京子のお母さんにご登場いただき、いつものパンに変わって、仁多の有機米のオニギリに、固定種の野菜料理。乾杯もいつものワインにかわって、固定種無農薬の人参ジュース。なんと差し入れは、イカナゴの煮付けに高級日本酒と、打ち合わせをしたような日本食モード。しかも全部「最高に美味しい!」で意見も一致。最後の片付けまで一糸乱れず。美味しくて、体に良いものをものをたくさん食べて皆さん元気いっぱいの大阪でのセミナーでした。

 

多根幹雄
執筆者
多根幹雄
株式会社パリミキアセットマネジメント
代表取締役社長 運用統括責任者
スイス、ジュネーブに1999年から9年間駐在し、グループ企業の資金運用を担当してきました。その間、多くのブライベートバンクやファミリーオフィスからの情報により、世界18カ国100を超えるファンドマネージャーを訪問。実際投資を行う中で、良いファンドを見極める選択眼を磨くことが出来ました。また当時築いたスイスでのネットワークが現在の運用に大いに役立っています。また、大手のメガネ専門店チェーンの役員として実際の企業の盛衰も経験し、どんな時に組織が良くなり、また悪くなるかを身をもって体験しました。そこから、どんな企業やファンドにも旬や寿命があるというのが持論です。その為、常に新しいファンドを発掘し、旬のファンドに入れ替えを行うことで、長期で高いパフォーマンスを目指しています。

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