アトランティスの秘密

2015年11月06日

瀬田石.png伝説の大陸「アトランティス」の名の通り、一部の海外投資家しかその存在を知らない神秘のファンド。その中心人物である瀬田石さんが遂に日本の投資家の前に姿を現しました。
シュローダーで活躍後、独立してから20年。そんな経歴とは無縁の全く飾り気のない、そしてとても謙虚な、それでも自分たちの投資スタイルへのしっかりとした自信に溢れたセミナーでした。コドモファンドには合わせて個性溢れる14のファンドを組み入れていますが、恐らくそのなかでも最も個性的かもしれません。
瀬田石さんが言う様に、最近の大型ファンドがF1の種を使い、大型機械や大量の化学肥料、農薬を使用した効率追求の近代農業ビジネスだとするならば、彼女のファンドは、固定種、有機、無農薬の昔ながらの家族農業の様なもの。安心、安全で長〜いお付き合いができそうです。固定種の野菜が大好きなクローバーのお客様にはピッタリ周波数が合って、早くも多くの瀬田石ファンが出来ました。
その牧歌的な雰囲気も、いざ具体的な企業の話になると一変。企業の魅力について話し出すと、俄然熱が入ります。他のファンドが見向きもしない企業を発掘して、じっくり育む。その喜びが、彼女のモチベーションなのかもしれません。
 老人と女性による、しかもオーガニックな、ある意味時代の先駆け的なファンドとも言えます。これからも大事にお付き合いして行きたいですね。

多根幹雄
執筆者
多根幹雄
株式会社パリミキアセットマネジメント
代表取締役社長 運用統括責任者
スイス、ジュネーブに1999年から9年間駐在し、グループ企業の資金運用を担当してきました。その間、多くのブライベートバンクやファミリーオフィスからの情報により、世界18カ国100を超えるファンドマネージャーを訪問。実際投資を行う中で、良いファンドを見極める選択眼を磨くことが出来ました。また当時築いたスイスでのネットワークが現在の運用に大いに役立っています。また、大手のメガネ専門店チェーンの役員として実際の企業の盛衰も経験し、どんな時に組織が良くなり、また悪くなるかを身をもって体験しました。そこから、どんな企業やファンドにも旬や寿命があるというのが持論です。その為、常に新しいファンドを発掘し、旬のファンドに入れ替えを行うことで、長期で高いパフォーマンスを目指しています。

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