ホンモノの長期投資

2016年03月17日

 久々のさかわみ投信の澤上会長の登場です。20160317_sawakami.png

花粉症と連日の交流会の飲み過ぎで、秘書が心配するほどでしたが、話せば話すほどエンジン全開で絶好調に。

まさに金融緩和相場のメッキがはげた今こそ、澤上流「長期」の「応援」投資の出番です。

 ただ簡単に「長期」「応援」と言ってもそんなに簡単ではありません。大事なことは、本当に危機の時に応援できるかどうか。具体的な例として、ブリジストンがファイヤーストーンの一件で犯人扱いされ、顧客であったフォードと対峙し、株価が暴落する中、それでも経営陣を信じて応援し続けたエピソードなど、腹の据わった「長期」の「応援」が澤上会長の真骨頂。本当に企業が危機に直面した時ほどその真価が問われます。その為にも欠かせないのは日頃の真剣なリサーチ。クローバーとしてしっかりファンドマネージャーを見極める為の、とても重要な視点を教えて頂きました。

 最後はちょっと怖い話。かつて23パーセントもあった日本の家計の貯蓄率が今や-0.3パーセントに。消費大好きなアメリカですら5〜6パーセントあるのにです。しかも給与、ボーナス、年金は長期には減る一方。さらに貯金に金利もつかない。おまけに今後どんどん増税という三重苦で、今のままだと日本の国民は貯蓄を取り崩すしかなく、あと30年で現在829兆円と圧倒的世界一を誇る預貯金はゼロになる運命。そして日本は第3国へ転落と言うのが既定路線のようです。それを避ける為にも、預貯金のある時に長期投資を始めるしかないと言う澤上会長。「長期投資家」の皆さん、今こそ行動を起こす時ですね。

多根幹雄
執筆者
多根幹雄
株式会社パリミキアセットマネジメント
代表取締役社長 運用統括責任者
スイス、ジュネーブに1999年から9年間駐在し、グループ企業の資金運用を担当してきました。その間、多くのブライベートバンクやファミリーオフィスからの情報により、世界18カ国100を超えるファンドマネージャーを訪問。実際投資を行う中で、良いファンドを見極める選択眼を磨くことが出来ました。また当時築いたスイスでのネットワークが現在の運用に大いに役立っています。また、大手のメガネ専門店チェーンの役員として実際の企業の盛衰も経験し、どんな時に組織が良くなり、また悪くなるかを身をもって体験しました。そこから、どんな企業やファンドにも旬や寿命があるというのが持論です。その為、常に新しいファンドを発掘し、旬のファンドに入れ替えを行うことで、長期で高いパフォーマンスを目指しています。

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