運用界のパラダイムシフト

2016年10月22日

20161022takahashi.jpgまず、資産運用で圧倒的な投資対象と考えられていた「債券」が、ローリスク、ローリターンから、ハイリスク、ネガティヴリターンになっていること。かつてスポーツの世界でもうさぎ跳びをしたり、水を飲むとバテると言うかつての常識が、今は否定されているように「パラダイムシフト」が起こっているとのご指摘がありました。続いて何故コムジェストが新興国、しかも中小企業にこだわるのかその理由を熱弁いただきました。以下その論拠を列挙すると。

・新興国はは既に世界のGDPの半分を占めるに至っているのに、株式市場の時価総額は20パーセントに過ぎない。

・成長率でも先進国が1〜2パーセントなのに、新興国は5〜6パーセント。

・マズローの五段階欲求説では、新興国はまだ、生理的欲求と安全欲求の段階。まだまだ経済の成長余地が大きい。保険業界も、アメリカはGDPの4パーセントなのに、中国はまだ1.8パーセント。ちなみに日本は7パーセントもあり、既に多すぎる状態。

・大企業と中小企業ではリスクの大きさが同じ。中小企業に消費財 や生活必需品のウエイトが高いため。

等々

私も「分散投資さえやっておけば大丈夫」と、当たり前のように債券をたっぷりポートフォリオに組み入れ、しかもインデックスに拘る今の運用の世界をとても不思議に思っています。むしろこれからは良い企業に長期投資する時代でしょう。だからこそコムジェストさんは、より大きな成長が期待できる「新興国」かつ「中小企業」に注目するのでしょうね。写真にこだわり続けたコダックがもはやこの世から無くなり、新たな分野に賭けた富士フィルムが生き残っていくように、こらからは運用者の世界でも新しい常識に挑戦する時代だと思います。

ちなみ交流会では「スイスツアー」が大いに盛り上がり、行かないわけにはいかなくなってきました。来年3月に1週間以内のツアーを企画したいと思います。皆さんスケジュールを空けておいて下さいね。

多根幹雄
執筆者
多根幹雄
クローバー・アセットマネジメント株式会社
代表取締役社長 運用統括責任者
スイス、ジュネーブに1999年から9年間駐在し、グループ企業の資金運用を担当してきました。その間、多くのブライベートバンクやファミリーオフィスからの情報により、世界18カ国100を超えるファンドマネージャーを訪問。実際投資を行う中で、良いファンドを見極める選択眼を磨くことが出来ました。また当時築いたスイスでのネットワークが現在の運用に大いに役立っています。また、大手のメガネ専門店チェーンの役員として実際の企業の盛衰も経験し、どんな時に組織が良くなり、また悪くなるかを身をもって体験しました。そこから、どんな企業やファンドにも旬や寿命があるというのが持論です。その為、常に新しいファンドを発掘し、旬のファンドに入れ替えを行うことで、長期で高いパフォーマンスを目指しています。

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