予測不可能な経済環境下における投資

2017年02月25日

richard_20170225.jpg日の東京銀座に引き続き、コムジェストのリチャード・ケイさんにご登壇いただきました。

実は今回初めて大阪に来ていただいたのですが、不思議ですね〜、ずっと以前からの友人に久しぶりに合うような、そんな盛り上がりで、早くからセミナー会場がぎっしり埋まりました。

コムジェストさんと言えば、今は2兆円を超えるフランスを代表する長期投資ファンドですが、そんな巨大さを感じさせない、とても家庭的で、人間臭いのが真骨頂。そんなアナログ的な感性を大事にする一方、5年間ものキャッシュフロー分析もしっかりして、優良企業を抽出しています。コムジェストさんが企業の選別で特に大事にするのは「参入障壁」と「成長性」。でも日本企業の具体例として出て来たのは、光通信、JR東日本、ドンキホーテ等々。ちょっと意外でしたがそこはコムジェスト流、しっかり成長性を押さえて分析していました。

ところでケイさん一押しのファンドがご自身の「日本株」では無く「グローバル」だとか。何の制約もなく、一番良いと思う企業を世界中から選べるからだそうです。ただ、このグローバルファンドの中で最大のウエイトを占めているのが日本株で、何と36パーセントも占めています。本当に長〜い間、低迷して来た我が日本ですが、いよいよこれからは期待できそうですね。

予測不可能な経済環境下だからこそ、目先の相場や株価に一喜一憂するのでは無く、しっかり長期で良い企業を選別し投資するーーー長期投資の王道を行くコムジェストさん、リチャード・ケイさんらしい良いセミナーでした。

多根幹雄
執筆者
多根幹雄
クローバー・アセットマネジメント株式会社
代表取締役社長 運用統括責任者
スイス、ジュネーブに1999年から9年間駐在し、グループ企業の資金運用を担当してきました。その間、多くのブライベートバンクやファミリーオフィスからの情報により、世界18カ国100を超えるファンドマネージャーを訪問。実際投資を行う中で、良いファンドを見極める選択眼を磨くことが出来ました。また当時築いたスイスでのネットワークが現在の運用に大いに役立っています。また、大手のメガネ専門店チェーンの役員として実際の企業の盛衰も経験し、どんな時に組織が良くなり、また悪くなるかを身をもって体験しました。そこから、どんな企業やファンドにも旬や寿命があるというのが持論です。その為、常に新しいファンドを発掘し、旬のファンドに入れ替えを行うことで、長期で高いパフォーマンスを目指しています。

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